sai’s room

綺麗になる方法を模索中...

目の前で人が倒れたときの対処法。119押す勇気。

お題「どうしても言いたい!」

 

こんにちは。

先日とても貴重な経験をしたので共有させていただきます。

 

貴重な体験という言い方はあまり適していないかもしれません。

気を悪くした方がいらっしゃったら申し訳ありません。

 

店頭で働いていたときのことです。

お客様が倒れて痙攣を起こされました。

大学生の方で一緒にいたお友達も驚いていましたが、『救急車呼んでください』と叫んでくれました。

彼の言葉を聞いてわらわら人が集まったのですが、こういうときって人間は動けないものなのですね。

とりあえず、私が電話をかけました。

はじめての経験です。

「消防ですか、救急ですか」

と聞かれ

「救急です」

と答えました。

救「状況を教えてください。」

私「男性が痙攣を起こしながら倒れています。」

救「住所を教えてください。」

答えると私の名前を聞かれ、向かうと言ってくれました。

ビルの警備員さんもAEDもって駆けつけてくれ、お客さんは助かりました。

 

目の前で同じ状況になった場合、心がけてほしいことがあります。

 

①大きな声で救急車と呼ぶ

救急車って呼ぶのに抵抗があるかもしれません。でも呼ばないと来ないんです。

私は患者さんのお友達の叫びがあったからこそ呼べました。だからこそ、自分がかけれないとしてもそう叫ぶことが大切です。

 

②何か行動するときは大きな声で何をやるか言う

今回の私だったら「救急車に電話します」と言ってから電話をかけました。

電話の重複を防ぐためです。

また、患者さんが倒れて痙攣を起こしていたため、頭を保護するために来ていたエプロンを脱いで枕代わりにしたり、嘔吐しそうだったので袋を準備したりと何をするのか言いながら行動しました。

このようにすることで周りの人もどのように動いたらいいのかな分かると考えたのと自分自身も頭を整理させながら行動できたと思います。

 

③患者さんを観察する

救急隊員の方は患者さんの様子を細かく聞きます。特に意識があったのか、頭は打っていないのか、発作が起きてから通報するまでの時間などです。

自分も気が動転しているかもしれないですが、きちんと状況を確認し、正確に伝えることは非常に重要です。

 

④救急隊員が到着するまでに患者さんの情報を聞き出す

今回であれば一緒にいたお友達からお名前や年齢、持病の有無を聞きました。

情報が多いほうが救急隊員の方も対応がしやすいと考えたためです。

また、今日知ったのですが、救急隊員の方は状況を確認するために通報者の私や目撃者に話を聞きます。

そのため、事前に情報を整理することも考え、名前などを聞いてあげておくとお友達も話しやすいと思いました。やって良かったです。

場合によっては名前を呼んであげたほうがいいでしょう。ただし、場合によります。

 

⑤お友達のケア

これは今回、私ができなかったことでやればよかったと思っていること。

目の前で友達が痙攣しながら倒れたのだから彼もショックだったと思います。

労りの言葉を掛ければよかったと思っています。

少なくとも私が救急に連絡を入れられたのは彼の「救急車よんでください」という叫びがあったからです。

もう少し気遣いが必要だったと思います。

 

あまりにも病気の知識がなく、これが私のできる最大限のことでした。

 

今回のお客様(上ではお友達と区別するために患者さんといっていますが…)は癲癇(てんかん)持ちの方でした。

お友達は知っていたようですが、その場にいた人は誰も癲癇がどのような病気でどのように対処すべきなのか知りませんでした。

 

癲癇とは脳の神経に関わる病気で症状は様々ですが、今回のように痙攣を起こして倒れてしまうこともある病気です。

多くの場合、発作は1〜2分でおさまるようです。

5分以上続く場合は危険だそうです。

 

●発作中

声をかけたり、身体を動かしたりしない。

ただし、周りの安全を確保する。

(頭の保護、火元からはなしたり、ものが倒れたりしないような状況をつくる)

 

●発作後

嘔吐などする場合があるので、身体を横向きにする。名前を呼んであげる。

発作後、眠ってしまう場合もあるようなので無理に起こしたりする必要はないが呼吸があるかなどきちんと確認する。

 

調べた結果を載せてみました。

参考になれば良いなと思います。

 

今回の経験は、決して喜ぶべき経験ではないですが、本当に貴重な経験だったと思います。

お客様も意識を取り戻し、本当に本当に安心しました。

 

私の経験が少しでも同じ境遇に陥った人のお手伝いになれば良いなと思って共有させていただきました。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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